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治療について(整形外科)
ブロック注射

ブロック注射とは、神経そのものやその周囲に局所麻酔薬を注射することで神経に麻酔をかけ、痛みを軽減させる治療法です。
麻酔というと「一時的な痛みの緩和」というイメージがあるかもしれません。
しかし、ブロック注射で神経に麻酔をかけることで、血管が広がったり筋肉が緩んだりして患部の循環が改善され、痛みや凝りなどの症状が緩和されます。
有効な疾患 | 椎間板ヘルニア、頸椎・腰椎の脊椎症をはじめとする脊椎疾患、肩関節周囲炎などの関節疾患、神経痛などさまざまな疾患に作用します。 |
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治療方法 | 痛みを生じている部位に関係する神経をブロックしますが、1カ所だけでなく複数箇所に行うこともあります。 |
治療回数・期間 | 患者さんの症状によってさまざまですが、1週間に1回くらいのブロック注射を続けます。 |
治療費 | 健康保険の適応ですから、自己負担分だけになります。 |
理学療法(リハビリ)

理学療法とは、病気やけがで身体の運動機能に障害がある方に対して、運動療法により筋力や関節の動きの改善を図り、日常生活動作を改善し安定させます。
また、物理療法では、物理的な刺激により痛みを和らげたり筋肉の緊張を緩めたりします。
運動療法
抵抗運動による筋力増強訓練、他動的運動による関節可動域訓練など、さまざまな運動や体操を行うことで、身体の機能改善、生活の質の改善を図ります。
物理療法
干渉低周波やSSPなどの電気刺激、極超短波やホットパックなどの温熱刺激を利用し、痛みや筋肉のこり感・突っ張り感を和らげる治療です。
湿潤治療
これまで、擦り傷などの皮膚が剥がれてしまった傷には、患部を消毒しガーゼを当てる治療をしていました。
「湿潤治療」は消毒薬を使わず、水道水で異物や雑菌を洗い流した後で乾いてしまわないように傷を覆う治療法です。
消毒薬を使うことで、細菌を殺せるかもしれませんが、傷口の組織も傷めてしまいます。また、ガーゼを使用すると、傷が乾燥して浸出液が固まるのと、一緒にガーゼがくっついてしまいます。消毒やガーゼの交換の度に痛みを伴い、改善するのが遅れてしまうこともあります。
水分を保ち傷口を湿らせた状態で保護できる被覆剤を使用することで、通常より早く、痛みの少ない治療ができます。
有効な疾患 | 擦過傷、挫滅創、皮膚剥離など皮膚が欠損した傷が適応になります。 |
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治療方法 | 傷を十分な水道水で洗い流し、水分を吸収しながら傷を湿潤に保てるように被覆剤で覆います。 |
治療回数 | 治療開始直後は傷口からにじみ出す浸出液が多いので、毎日のように被覆剤交換が必要ですが、浸出液の減少とともに治療間隔は次第に開いてきます。 |
巻き爪の処置
超弾性のワイヤーや形状記憶合金のプレートを使って、爪の形を治療していきます。
有効な疾患 | 巻き爪、陥入爪など |
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治療方法 |
爪に小さな穴をあけてワイヤーを通し、ワイヤーが真っすぐになろうとする力を利用して巻き爪を直します。 |
リスク・副作用 |
開き具合によって痛む場合やワイヤーが抜ける事があります。 |
治療回数・期間 | 爪が伸びるのに合わせ、数回のワイヤーの入れ替えが必要な場合があります。 |
治療費 | ワイヤー1本¥4,000、プレート1枚¥4,000、ワイヤーは数回処置ができます。 自費治療ですので処置料1趾¥2,000、再受診料¥1,000の費用が必要です。 (料金は全て税別です) |
靴の指導

履きやすい靴、軽い靴、柔らかい靴やおしゃれ靴で長く歩いていると、足にトラブルを起こす元になりかねません。
インソールが足底にフィットする、爪先に余裕がある、ひも靴かベルクロでしっかりと固定できる、靴底にスプリングがある、ヒールの幅が広い、ヒールカップがしっかりとしている、などの条件を考えながら靴選びをしましょう。
また、外反母趾や扁平足など足に問題がある方も、靴選びや中敷きの工夫で痛みを和らげることもできます。